NO ART ・ NO LIFE

「描く」「観る」「癒やし」アートがもたらす彩り豊かな人生をはじめよう!

デッサン

描く前に8割決まる

絵を構想する段階でかならず決めなくてはいけないこと、それはモチーフと構成です。今日はこの2つの要素について考えてみましょう。 【モチーフ】 リンゴや瓶、人物など描く対象をモチーフと言います。まずモチーフを決めなければ絵は始まり...
浮世絵

父親の3倍でかい娘

どれぐらい遠くまで行けば「旅行したなー」と感じますか?私の場合は、中2日ゆっくりと遊べる3泊4日がベストです。江戸時代の民衆も旅行が好きでしたが、なかなか遠くには行けませんでした。その欲求を満足させたのが名所巡りの浮世絵です。北斎の富嶽三...
浮世絵

富士に頼みごと

北斎の絵には北斗七星を意味する7つ揃いのモチーフが描かれることがありますが、それはなぜかというと彼が熱心な北辰信者であるからです。 北辰信仰の対象は北極星や北斗七星を神格化した北辰菩薩です。※北辰信仰は妙見信仰とも呼ばれます。 ...
浮世絵

7つ星の茶屋

北斎は北辰菩薩に祈願して絵師として人気が出たため、熱心な北辰信仰の信者になったようです。 北辰信仰は北極星や北斗七星を神格化し信仰の対象としており、「北斎」の雅号も北辰信仰に由来します。 そこまでくれば絵の中にも何かあると思う...
浮世絵

富士なしの富嶽三十六景

この絵にはある意味が隠されているのですが、その秘密を探ってみたいと思います。富嶽三十六景の『諸人登山』はこのシリーズ中、唯一富士山のシルエットが描かれていません。この絵は富士山を登山している場面を描いています。人々が歩いている場所そのもの...
浮世絵

北斎の7を読み解く

葛飾北斎の絵にはいろんな仕掛けがあるので、それを見抜く楽しみがあります。  北斎は熱心な信仰、妙見(北辰)信仰の信者でしたが、そうなった経緯をお話しましょう。 信仰に目覚める 勝川春章に弟子入りし20歳で浮世絵師としてデビュー...
HSP

Kawaiiナンバー1

カワイイ絵を描くのは意外に難しい。私は苦手なのでカワイイ絵はなかなかできないが、それでもたまにはできたりする。自分が描いた絵なのにそれを見てうっとりとしてしまって癒されるのだった。
HSP

癒やしのザリガニ

絵画の働きの1つに「癒やし」があります。そんな絵を見せてくれるのがスウェーデンの国民画家カール・ラーションです。この絵は家族でザリガニ獲りを楽しんでいる場面を描いています。豊かな自然を舞台に愛する妻カーリンと6人の子どもたちが登場人物です...
HSP

HSPを癒やす絵画鑑賞

HSPは人の考えに自分を合わせようとします。たとえば自分は魚を食べたいのに、友人が焼き肉がいいと言ったら相手に合わせます。自分に合わせるのは自己中心的だとか、焼き肉じゃないとガッカリするだろうとか、怒らせるかもしれないなどと気を回すからで...
浮世絵

越後屋、お前も悪よのう

「越後屋、お前も悪よのう」「いえいえ、お代官様ほどでは」この、悪代官と越後屋のやりとり時代劇ではお決まりのシーンです。でも、なぜ越後屋なのでしょうか?今日はその越後屋について。三越デパートのスタートは江戸初期の1673年にまでさかのぼりま...